野外調査では、悪天候や天候の急変はしばしば事故や事故寸前の状態の大きな原因となります。通常の天候では容易な調査や移動も、悪天候では生命の危険につながるものになることはしばしばあります。また、河川の急な増水は、川原などでの活動自体を極めて危険なものにします。
気象情報や河川等の水位情報は安全のうえで大きな役割を果たします。最近、降水や河川の水位変化は1時間遅れ程度の情報ならウェブサイトで容易にわかることが多くなりました。
調査で行く場所の必要な情報が得られるサイトを事前に確認しておくことも大切です。
気象庁のサイトでは、天気図、天気予報、台風情報など以外に、アメダス、雨雲のレーダー情報と降水情報を使った降水ナウキャストや解析雨量・降水短時間予報(雨の予想に役立つことが多い)も見られます。XバンドMPレーダーは、上空の雨粒を観測しているもので、情報の解像度が空間的に時間的にも上がっています。
国土交通省の川の防災情報のサイトでは、全国の大きな川の水位変化を見ることができます。より小さな川の水位変化は都道府県や市町村などのサイトにあります。
水位情報の用語の意味です。厳密には国土交通省のサイトなどを見てください。